社会福祉法人 全国重症心身障害児(者)を守る会
当会は、児童福祉法の適用外とされ法の谷間におかれていた重い障害をもつ子どものいのちを守るため、親たちが中心となって1964(昭和39)年6月13日に設立いたしました。
当時の国の福祉は障害が重く社会復帰できないものには及ばず、「社会の役に立たないものに国のお金は使えません」との声も聞かれる世相の中で、私たちは「どんなに障害が重くても真剣に生きているこの命を守ってください」、また「社会の一番弱いものを切り捨てることは、その次に弱いものが切り捨てられることになり、社会の幸せにつながらないのではないですか」と訴えてまいりました。
以来「最も弱いものをひとりももれなく守る」という基本理念に沿って、重症心身障害児者の医療・福祉・教育における施策の充実に向けた運動をするとともに、重症心身障害児者への理解を深める活動を続けております。